2ちゃんねるデータ取得トラブル発生のお知らせ
http://www.peeep.us/2e25df93
1.内容
当社グループは、ブログ・Twitter・2ちゃんねる・掲示板等のソーシャル・ビッグデータを取
得し、分析することにより、自社製品・サービスのトレンド及び消費者ニーズの調査・分析、あ
るいは企業の風評や情報漏えいを効率的に発見するための機能やデータ及びサービス提供を行っ
ておりますが、今般ソーシャル・ビッグデータの内、2ちゃんねるデータについて平成26年3月
6日(木)より取得トラブルが発生しており、現在も復旧の目処が立っておりません。
この原因は、当社グループが2ちゃんねるのサイトの法人向けコンテンツ提供サービスについ
て独占利用許諾契約を締結している会社が、各種2ちゃんねる関連サービスへのデータの供給を
先方事情により停止していることによるものです。
わざとわかりづらく記載している。ホットリンクは元々2chの情報を取得、統計し、ビッグデータとして販売している会社であった。2ch書き込み情報の取得は元々別の”とある会社”に委託していたのだが、そのとある会社の情報収集機能が停止しているため、ホットリンクは情報を得ることができず、サービス提供不可となっている、という顛末である。この「独占利用許諾契約」については、以下のサイトで過去に検証が行われている。「ホットリンク」のサービスの前身である「ガーラ」時代の契約についての検証だ。
【防止会レポート Vol.2】ガーラが2ちゃんねるの権利を独占?
http://heyhey.syoyu.net/strange/strange2
ガーラが2ちゃんねるの全文の利用を独占している情報が入って来ました。証拠は以下のpdfからです。
http://www.hottolink.co.jp/pdf/company/gala_030617.pdf
---
分かりやすく言うと、「ガーラはe-マイニングというソフトが2ちゃんねるとまちBBSの全文を利用する許可を東京プラスという、ひろゆきが社長を務めている会社から得た」という事です。
上記PDF内にはしっかりと「独占商用利用許諾」と記載されている。つまり2chの書き込み情報の収集を独占的に行うことが出来る契約を、ひろゆきと行ったということである。ひろゆきが代表を務める「東京プラス」と「ガーラ」が関係を持っていることはこれが証拠となる。
その後この「ガーラ」という会社はインターネット「口コミ」自動分析サービスである「バイラルリサーチシステム」を開発した。この分析先には2chが含まれるということは明記されている。
インターネット「口コミ」自動分析『バイラルリサーチシステム』の開発及び株式会社電通との業務提携に関するお知らせ
http://www.peeep.us/bda47eda
株式会社ガーラ(東京都渋谷区 代表取締役社長:菊川 曉)は、インターネット上の口コミに関して、
情報収集から分析を自動で行う『バイラルリサーチシステム』を開発いたしました。
また、『バイラルリサーチシステム』による、インターネット上の口コミ自動分析サービスにつきまして、株
式会社電通(東京都港区 代表取締役社長:俣木 盾夫)と提携し、『電通バズリサーチ』としてサービス提
供を平成 17年 10 月より開始いたしますので、下記のとおり、お知らせいたします。
----------
株式会社電通との業務提携によるインターネット上の「口コミ」分析サービス『電通バズリサーチ』リニューアルに関するお知らせ
http://www.peeep.us/476b9697
今回、これまで提供しておりました『電通バズリサーチ』の全面リニューアルを行い、『電通バズリサ
ーチ Ver2.0』として新たにサービスを開始いたします。
(中略)
2)口コミ情報の検索範囲の大幅な拡大
従来の検索範囲(ブログ、2ちゃんねる)に加えて、国内主要ブログを中心に口コミ情報の検索範
囲を大幅に拡大いたしました。そのため、分析対象となる情報量も格段に増加いたしました。
その後上記の「バイラルリサーチシステム」について「ガーラ」が「ホットリンク」へ譲渡するという発表を行った。つまりこの際に独占利用許諾契約も同時に譲渡されたものと思われる。
連結子会社の一部事業譲渡に関するお知らせ
http://www.peeep.us/25e21bed
当社は、平成 20 年 3 月 31 日開催の取締役会において、当社連結子会社である株式会社ガーラバズ
のバイラルリサーチシステム(インターネット上の口コミ調査分析システム、サービス提供名称:電
通バズリサーチ)に関する事業につきまして、株式会社ホットリンク(東京都品川区 代表取締役社長:
内山 幸樹)に譲渡することを決議し、契約締結いたしましたので、下記の通りお知らせします。
これにより今後2ch書き込み情報はガーラからホットリンクへと共有されるようになった。ホットリンクはこのデータを元に、炎上が起きた際に素早く通知するサービスを「e-mining」のオプションとして公開した。つまり炎上が起きた際企業が素早く察知することで、火消しを行うことができるというサービスである。
【日本初】炎上発生源として影響力の強い2ちゃんねるの情報をいち早く報告!!~ソーシャルリスク・モニタリングサービス「e-mining」 アラート機能がバージョンアップ~
http://archive.is/6BTPL
【2ちゃんねるアラートメールサービスとは】
2ちゃんねるの書き込みが自社と関わりのある内容で、もし異常事態が発生している場合にはアラートメールでリアルタイムに把握することができるオプションサービスです。
「ホットリンク」は2chの書き込み情報を取得することでサービスを拡充していった。その情報源は「ガーラ」時代に締結した独占利用許諾契約に基づくものである。その契約先である「東京プラス」は2ch管理人であるひろゆきが代表を務める会社であり、事実上ひろゆきが企業と契約をして2chの書き込み情報を渡していたということだ。こうやってひろゆきは書き込み情報を売ることで、億万長者となっていたということである。
ところが今回2ch運営陣が一新されたことで、新管理人を名乗るJimが、2ch関連サービスを多く手掛ける未来検索ブラジルからのアクセスを遮断する対応を取った。これにより、東京プラスから情報を得ており、未来検索ブラジルとは無関係であるはずのホットリンクが何故か2chの情報を取得できなくなっているのである。つまり東京プラスは未来検索ブラジルから何らかの方法で2chのログを取得していた、という疑惑が生じているわけだ。
未来検索ブラジルは2chのデータを利用しているくせにあくまで「他者」ということを装うのでサーバ代等の支払いにも応じてこなかった。そのためJimは今回未来検索ブラジルのアクセスを遮断したわけである。私が以前主張した「Jim=ひろゆき説」では成り立たない事象である。ひろゆきは東京プラスにおける契約でボロ儲けしていたにも関わらず、今回自らその契約を反故にすることは考えづらい。ただ、バレつつある裏金の流れを隠すために、今の契約を全て捨て去り、新たなルートを構築する方策も考えられなくもない。どちらにしろ契約先企業であるホットリンクが、想定外の事態としてお知らせを出したことは「Jim=ひろゆき説」が誤っていたという可能性を強くしたのは事実である。
