楽しくないブログ

アメリカにて「記事に偽装された広告」を規制しようとする動きがあるらしい

最近ネット上を中心に、記事と同じようなレイアウトや雰囲気で広告を挟む手法が増えているが、それは日本に限った話では無い。アメリカにおいて、そのような「ネイティブ広告」を規制すべきだという動きが高まっているらしい。

ネイティブ広告は、規制されるべきか? - 東洋経済ONLINE
http://toyokeizai.net/articles/-/26272

最近はニュース記事に見えるように編集されたデジタル広告が急増し、デジタル刊行物の特徴も、そうした傾向を助長している。そこで米連邦取引委員会(FTC)は広告主に対し、消費者保護の観点から、虚偽広告を厳しく取り締まると警告している。とはいえ、規制する側も手探りの状況だ。

「PR記事」「インフォマーシャル」と呼ばれてきた記事型広告は、ネット上で「ネイティブ広告」「スポンサーコンテンツ」として積極的に展開されている。その大きな理由は、企業やブランドが読者やユーザーのターゲットをより絞れるようになり、広告を見た消費者からのフィードバックを即座に得られるからだ。


上記論説では、こういった規制は反対派らしいが、私は賛成である。外国のケースは知らないが、少なくとも日本においてはこのような広告形態の規制というものはほとんど存在せず、やりたい放題だからである。せいぜい電子メールにおいて承諾なしに営利目的のメールを送信することを禁じている程度である。ネイティブ広告は非常に騙されやすく、宣伝であるという雰囲気をかき消すことで「口コミ」を装って宣伝を行っている。ステルスマーケティングと同じことである。ありもしない評判を企業自ら作り出しているのである。最近特に顕著なのが、スマホゲーム関連の詐欺広告であり、怪しげなパズドラまとめサイトはほぼ全てがそういった広告を掲げ、違法スレスレの汚れた収益を得ている。以前当サイトでもそういった事例は取り上げているが、このような広告は増える一方である。

パズドラ関連アンテナ「パズドラNews速報」がレス偽装の悪質詐欺サイトへのリンクを貼りまくる - 楽しくないブログ
http://nvmzaq.blog.fc2.com/blog-entry-133.html

あたかもどこかの掲示板で語られているかのような広告も、日本においては必ずしも100%違法とはいえない。上記記事で魔法石というアイテムが大量に手に入るということが嘘だとしたら詐欺広告で違法だが、事実だとしたら違法では無いだろう。嘘の口コミを作り出しても、現状それが嘘だと言い切れなかったら犯罪ではないのである。
これ以外にも、まとめサイトがまとめ記事に挟んでPR記事を同じレイヤーで挿入するケースは後を絶たず、企業側自らそういった形態の広告を求めているのが現状である。つまりはそういった広告は通常広告の何倍も効果があるということの証拠である。例えばオタク.comが2chまとめ記事に挟んでフロントウイングの宣伝記事を掲載した事例もある(内容はまとめチックでは無かったが、タイトルは【コラム】としか記載しておらず、明確に【PR】【広告】といった明示はされていなかった)。

まるblog 140字では伝えきれないMalpoisonの叫び
http://malpoison.blogspot.jp/2013/05/blog-post_7.html

今回は表立ったコラム記事の掲載であり
早い段階で関係者にツッコミが入り発覚しましたが
「広告代理店にアフィブログを紹介される」
これは企業とアフィブログの繋がりを示す衝撃的な事実かと思います。

今までステマって陰謀論の類いと思ってたり、
今ひとつ実感が湧いてない方もいらっしゃったのでは無いでしょうか?
しかし、こうやって実際に企業が広告代理店にアフィブログを紹介してもらっている関係があるのです。

今回の件は「企業広告もブログで行う時代か」と軽く捉えるべきでは無いと思います。

今回はフロントウイングのコラム記事掲載という、ある種PR記事なわけですが、
一方でオタコムは過去にはフロントウイングの多くの作品に携わる程関係の深い
ヤマグチノボル氏の病気を茶化すような記事を書き
   【 オタク.com : ゼロ使 作者がそろそろヤバイ!自ら死亡フラグを立てる!【ヤマグチノボル】
   http://megalodon.jp/2013-0507-0906-03/0taku.livedoor.biz/lite/archives/4076270.html
   (今は謝罪記事に差し替えられてます。同タイトルで検索すると残骸が見られるかと。)
ヤマグチノボル氏が、その件について苦言を呈すほどでした。(「やらおん」も氏を茶化す記事を書きまくってたようですが)


フロントウイングの一件が問題になったのは、フロントウイングと関わりの深いヤマグチノボル氏を散々馬鹿にする発言をしていたオタク.comに広告依頼をした、という点なのだが、コラムの掲載方法も問題である。例えば記事の冒頭に「※この記事は株式会社フロントウイング様からの広告掲載依頼に基づいて掲載されたインタビュー形式のコラムです」と記載されているならまだしも、そういった記載は無く唐突にコラムが開始している。まるでオタク.comが個人的にオススメのゲームであるかのように紹介しているのだ。実際はフロントウイングから金を貰って掲載しているにも関わらずである。これを読んだ多くの人は「オタク.comさんオススメのゲームなんだな」と勘違いしてしまうのだが、そこがこういった広告のねらい目である。フロントウイングが自社サイトにコラムを掲載したところで自社製品の宣伝だということはすぐにわかるのだが、わざわざ別媒体に「広告」という影を隠すことで無意識に錯覚を引き起こすことができる。だが、この記事に明確に「広告」ということが提示されていれば、ユーザの見る目は確実に変わるであろう。人間の心理を巧みに突くのが、ネイティブ広告の効果と言える。
こういった「ありもしない口コミ」を作り出せるネイティブ広告は非常に危険である。実際詐欺まがいの怪しいサイトでは当然のようにこの手口が使われている。我々が気付かないだけですでに社会問題となっているのである。規制においてはいくつもの壁が存在するが、必ず必要になる規制だと言える。 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://nvmzaq.blog.fc2.com/tb.php/251-ee3554cd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)