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まとめによる情報拡散はまとめた人が責任を取るべき

まとめ系メディアやツールの最大の問題は、情報発信の責任者がいないことである。厳密にはソース元の人物に責任が生じるが、まとめを通じて事実や主張の捏造が行われることが問題となる。最悪の場合、自分の主張とは異なる内容がまとめによって作られ、それが原因で叩かれることも少なくない。例を挙げると最近では、日本人が使う外国語に対して言及した記事が正反対の主張でまとめられた事件や、ゲームレビューの内容を勝手に恣意的に抽出捏造しまとめられ炎上した事件がある。

個人ブログに掲載された外国語の検証について2chまとめブログが揃って内容を改竄し記事を作成、掲載元管理人が激怒する - 楽しくないブログ
http://nvmzaq.blog.fc2.com/blog-entry-216.html

はちま起稿とオレ的ゲーム速報@刃が個人ブログのゲームレビューを歪曲して無断転載し個人ブログが炎上、何故か個人ブログ側が謝罪するはめに - 楽しくないブログ
http://nvmzaq.blog.fc2.com/blog-entry-36.html

どちらのケースも元の記事を”無断”でまとめて、ソース元と意図が異なる形で記事が拡散されたものである。どちらの場合も拡散元は激怒しており、各まとめサイトは記事の修正や削除を行った。しかし修正の告知は非常に小さいものであり、偽情報をそのまま信じた人の方が圧倒的に多いまま沈静化してしまったケースと言える。こういう捏造が行われ発覚し炎上した場合、ほとんどのまとめはその場を取り繕うことしかしない。謝罪記事をTOPに出し続けるような行為は全く見られない。酷いケースだと記事を削除だけして逃亡してしまう。

まとめについては「免許制」にしたらどうかという意見を唱える人物もいるようである。

「まとめ人」を資格制にして、無責任な発信を禁止すべきか
http://blogos.com/article/73253/

従来のマスメディアと、ブログなどのパーソナルメディアの中間にあるまとめサイトなどを「ミドルメディア」として定義した法政大学の藤代裕之准教授は、「ミドルメディア」における「伝え手」の責任を明確化するため、新たな制度案を提案する。

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一つのアイデアですが、何らかの免許や訓練を受けた人間だけがまとめサイトやソーシャルブックマークなどの「ミドルメディア」を扱えるようにするというのがあります。ソーシャルメディアの書き込み一つ一つを削除、訂正していたらきりがありませんが、情報拡散のハブになっているミドルメディアが責任ある情報発信を行うことで改善できる可能性があります。NAVERまとめ、Togetter、はてなブックマークなどを編集できる人に資格を設ける、もしくは表示等に差をつけることも考えるべきではないでしょうか。
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資格制にすることで、「まとめ人」に一定のレベルを求めようとする考え方だ。情報を受ける側としても、今よりは情報の信頼性が高まるかもしれない。


確かに情報の信頼性は高まる。しかしそれは現在におけるマスコミが新しく生まれるだけである。大手マスコミはしっかり免許を持って活動しているわけだが、責任を取っているとは言い難い。当然今現在におけるまとめ系サイトよりはよっぽど責任の所在は明確だが、何か不祥事が起きたときの謝罪記事の小ささや、誤報発生時の訂正内容拡散には全く力を入れる様子は無い。最近では夕刊フジの記者「笹森倫」がなんJのデマコピペに騙され嘘記事を作成した事件があるが、これについても記事はいつの間にか訂正され、誤報部分を丸々カットするという対応がこっそり行われた。これに関する訂正記事は出されていない。

夕刊フジの記者笹森倫がなんJのソース無しコピペをそのまま記事にしデマ記事を発表する - 楽しくないブログ
http://nvmzaq.blog.fc2.com/blog-entry-166.html

ただ、まとめに関してはある程度の匿名性を失わせることは必要かもしれない。なんといっても責任の所在が不明確な理由の一つとして、責任を取らずして逃げる道が存在するからである。完全なる実名制にすることは過激な手段となってしまうが、まとめ人がどこの馬の骨かわからない癖に世間の情報としての発信源となっているのが問題なのである。これが個人ブログであればどんなに情報が拡散されたところで「個人の意見」の域を出ることは無いのだが、まとめブログはさも「世間の意見」であるかのように拡散されるので影響力が何十倍何百倍となる。それでいて責任も世間に負わせるのでたちが悪いのだ。
もしこれがある程度まとめ人についての情報が明示されている場合、自然と人間は「この人がまとめた意見だ」と認識するようになる。情報拡散の責任もソース元だけではなくまとめ人の元へも向かうだろう。スーパーで売っている野菜に「私が作りました」の顔写真が貼ってあるようなものである。そいつがどこの誰かは知らないが、それを食べて食中毒にあった場合、感覚的に写真の人物へ恨みを向けるはずである。まとめ側に改善の意思が見られない以上、こういう手段も必要となってくるのである。 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

やっぱ悪質なものが自主規制しないと外からの規制が必要になってきてしまうよな
読者側に正しいネットリテラシーを促すのも大事だが、結局元を何とかしないと変わらんからな

  • 2013/11/21(木) 15:13:56 |
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日本は対立構造作るのがアホみたいに下手くそだからなぁ

  • 2013/11/22(金) 05:02:15 |
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最近とぎゃったーとかネイバーからネタ引っ張ってくるのは
責任逃れの意味もあるのかね

  • 2013/11/22(金) 10:34:33 |
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アメリカやイギリス同様、こういったステマを禁止する法律の制定を急ぐべき

  • 2013/11/22(金) 18:29:21 |
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現状の法律でも事実の断片を恣意的に編集した捏造情報の拡散は流言飛語やデマゴーグの拡散と同様に刑事罰の対象となっているはずなので、

・有志で閲覧者の通報用文面のまとめwikiを作成し拡散する
・法案規制などで各まとめサイトに当局への通報用フォームの設置を義務付ける
・同じく有志で通報は国民の義務である旨を周知する / 閲覧者側で息の根を止めるための努力をしないと捏造報道は止まらないことを周知する

くらいの対処の仕様はあるように思われる

  • 2013/11/23(土) 07:30:59 |
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  • 名無しさん@ニュース2ちゃん #-
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