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公正取引委員会が判断したJASRACは独占禁止法に違反しないという決定が取り消される

東京高等裁判所が「JASRACは他団体の新規参入を違法に妨害している」という判決を出し、話題になっている。

ジャスラックは事業独占と判断
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131101/k10015746691000.html


音楽の著作権を管理するジャスラック=日本音楽著作権協会が、テレビやラジオなどの放送局から料金を一括して受け取るなどの契約を結んでいることについて、東京高等裁判所は「ほかの業者を排除し、事業を独占している」とする判決を言い渡しました。

ジャスラックは、作詞家や作曲家の著作権を預かり、利用者から料金を受け取って分配する事業を行っています。
テレビやラジオなどの場合は使用回数が多いため、一定の金額を支払えば回数に関係なく使用できるなどとする契約を結んでいますが、これについてほかの事業者が参入を妨げていると訴えていました。
判決で東京高等裁判所の飯村敏明裁判長は、「この契約は新規参入を困難にして、ほかの業者を排除するもので事業を独占している」として、公正取引委員会が審判で示した「独占禁止法に違反しない」という決定を取り消しました。


問題となったのはJASRACの結んでいる契約のうち「一定料金をJASRACに支払えば回数に関係なく楽興を利用できる」という包括契約と呼ばれる契約である。これがあるために他事業者の管理している楽曲を利用する際に追加で料金が必要となり、事実上JASRACに一極集中してしまうという判断となった。
日本の音楽著作権管理団体はJASRACに集中しているのは有名であり、2000年以降音楽著作権管理事業に新規参入が緩和された後も、99%以上の楽曲をJASRACが管理している現状は変わらない。理由は様々なものがあるが、これによりJASRACは安定した収益が約束され、利用者側も「JASRACに頼めば面倒は起きない」という意識が働くため、各企業はJASRACと契約を結ぶわけである。
この裁判は最高裁にて争われることが濃厚だが、包括契約が問題となった場合は楽曲管理が大きく変わることとなる。現在ニコニコ動画上で投稿されている「歌ってみた」等の動画やPeercastで配信された音楽といったものは全て使用された回数をカウントしなければならなくなる。もしこの判決が認められた場合は、利用者は利便性を失う代わりに、JASRACの独占を緩和させることとなるのである。とは言ってもJASRACほどの独占企業が包括契約制度で他者を妨害していることは事実上明らかなので、この判決はある程度妥当だとも言える。いくら便利だからと言っても、違法行為は違法行為なのである。 このエントリーをはてなブックマークに追加

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