楽しくないブログ

技術が追い付かない匿名ソフト対策

インターネットを用いて復讐を代行するサービス、通称「復讐屋」がサイバー警察により逮捕されたらしい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131023-00000121-mai-soci

「復讐(ふくしゅう)」の依頼を受けて女性に中傷メールを送信したとして、広島県警サイバー犯罪対策課などは23日、復讐代行サイトを運営する中国籍の翁武剛容疑者(31)=東京都葛飾区奥戸6=を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕した。同容疑者は容疑を否認している。県警によると、ネット上で「復讐屋」と言われる業者を摘発するのは全国で初めて。

 県警によると、会社を辞めた女が女性に一方的に恨みを募らせ、インターネットで見つけた翁容疑者のサイトに復讐を依頼。翁容疑者は中国のサーバーを経由して送信元を匿名化するソフトを使い、「(女性が)前の会社で金銭を盗んだ」「社長や専務と愛人関係にある」などとうその内容のメールを会社のホームページにあったアドレス数カ所に送ったという。報酬は30万~40万円だった。

 女は今年9月、女性を中傷する封書を会社などに郵送したとして県警三次署に名誉毀損容疑で逮捕され、罰金30万円の略式命令を受けた。


復讐屋は中国のサーバを串として通し匿名化する手段で中傷メールを送っていた。ただし、足がついた原因は上記の通り女が別件で逮捕され、その供述や押収した証拠等から明らかになっただけであり、匿名ツールが破られたわけではない。結局現実世界で女と復讐屋にやり取りがあったから捕まったのである。
匿名化ツールは最も有名な「Tor」を始めとしてネット上に多数転がっている。「Tor」も理論上は特定可能なのだが、それには莫大な時間と工数を要するため、現実的ではない。「Tor」を使った犯罪は当たり前のように横行しており、検挙する技術が追い付いていない状況である。マスコミは報道で、あたかも匿名ソフトが破られたかのような報道を何度もしており、匿名ソフトを通じた犯罪を抑止しようという意図が見えるのだが、私の知る限り、実際はまだ「Tor」が特定されたことは無い。。過去に高校2年生の男子生徒がテロ予告で逮捕され、押収したPCから「Tor」が発見されたというケースがあるが、「Tor」を解析した結果逮捕されたわけではなく、逮捕された結果「Tor」を所持していることも判明しただけである。

殺人や爆破予告の書き込み 田辺の高校生を書類送検
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=261215

 官公庁のホームページ(HP)に殺人や爆破を予告する書き込みをしたとして、和歌山県警は7日、田辺市内に住む高校2年の男子生徒(19)を威力業務妨害や脅迫などの容疑で和歌山地検に書類送検した。任意の取り調べに対し、男子生徒は容疑を認めた上で「実際に起こすつもりはなかった」などと話しているという。

 3月中旬ごろから類似の書き込みがあり、県警は通信履歴などから男子生徒を割り出した。4月に男子生徒の自宅を家宅捜索し、書き込みに使っていたノートパソコンを押収した。解析したところ、発信元を隠すソフトを使っていたことも分かったという。


「Tor」を利用した犯罪は増える一方であり、一刻も早く技術の進歩が望まれる分野である。未だになんJを中心として唐澤弁護士に対しての誹謗中傷は行われており「赤信号皆で渡れば怖くない」の精神で当たり前に犯罪行為が行われている。ネット上にある程度の匿名性は必要ではあるが、秩序を守るためには「いざとなれば特定できる匿名性」を維持する必要がある。 このエントリーをはてなブックマークに追加

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