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スマホの普及で目立つようになった広告問題

ネットにおいては現実以上に広告ビジネスが幅を利かせている。アフィは9割以上が広告による収入であるし、Googleは広告だけで世界一のIT企業へと成り上がった。ネット広告は物理的スペースが必要なく、いくらでも場所を提供できる点が相性が良いのである。ネットの浸透とともに広告も増え、今では無広告のサイトのほうが圧倒的に少ない。そして、広告は日に日に巧妙化していき、どうすれば広告をクリックしてもらえるか、印象に残るかに焦点が集まるようになっていった。それ故、以前は広告を気にしていなかった人たちも、広告について考える機会が増えてきたのである。

mixiのAndroidアプリに入った広告の表示が紛らわしい[追記あり]
http://reisato.plala.jp/rsato/weblog/2013/09/27/0055.html

状況はTwitterと連携していたmixiボイスに対してコメントが来たため、さらに返信しようとしたところです。IME(ATOK)のキーボードの上にケンタッキーのロゴとともに「プレゼントが届きました!タップして、プレゼントをGetしよう!!」という広告と思われるものです。

なんだこれ?と思ったら消えてしまいました(上のスクリーンショットはアプリ起動を繰り返して再現しました)。文字入力をしようとテキストボックスをタップしてキーボードを表示させたところです。キーに重なっているのでうっかり広告をタップするところでした。

気になったのは、何がこの広告の表示を行っているかというところだったので、右上の水色で書かれている「coudec」をWeb検索してみました。株式会社ミクシィマーケティングによる収益化プラットフォームです。よくある広告主とアプリ開発者をつなぐサービスですね。


mixiアプリで、文字入力をするキーボードの上に広告が出てしまうという不具合があったらしい。恐らくバグの一種だろうが、スマホ系広告にはこういった類のものが多い。このような形式の広告はオーバーレイ広告と呼ばれ、広告業界からは人気の高い広告である。なぜならば、タブレット端末は細かい動作を苦手とするため、広告の誤クリック率が高いからである。広告業界はただサイドバーにのん気に広告を貼るのではなく、こういった「いかにクリックさせるか」に注力し始めたのである。
タブレット端末の浸透で、広告業界はますます力を持ち始めた。ネット初心者の増加とオーバーレイ広告の浸透により、いかにサイトに広告を忍ばせるかが流行した。上記のmixiアプリのバグも、mixi公式は修正すると明言したが、修正するまでには恐らく何千何万近くの誤クリックを生むことになるだろう。mixiは今年春の決算でついに赤字転落をしたとはいえ、3ヶ月で50億近く広告で稼いでいる。いかに広告が儲かるかがデータとして表れている。広告が儲かる以上、よりユーザに広告を見てもらおうと主張の激しい広告が流行りだすのは当然の流れとなる。その結果、最近では広告をブロックするアプリが知名度をあげていくのである。

普及する広告ブロック:ウェブビジネスは生き残れるのか
http://wired.jp/2013/09/27/adblock/

どれほどのユーザーが広告ブロックを加えているかの統計を取る会社、「PageFair」のリポートによると、彼らのクライアントである360のウェブビジネスのうち、トラフィックが少ないものを除いた220のサイトにおいて、22.7%ものユーザーが何らかの広告ブロックを使用していることが明らかになった。

PCやMacのデフォルトブラウザーである、IEやSafariを使用するユーザーほど広告ブロックの普及率が低い事実からも、この拡張機能を使用しているユーザーは、別ブラウザーを試すほどにテクノロジーに関心がある層だとうかがい知ることができる。

PageFairは、5年後には広告ブロックのユーザーは全体の50%を占めるようになるだろうと予想している。ウェブビジネスには脅威的な数字だが、彼らの調査によると、大抵のユーザーはお金を支払ってサイトを閲覧するくらいなら、音が出る、動画が流れる、ポップアップ広告が現れるなどの、押しつけがましい宣伝以外なら許容すると答えている。


上記調査は「何らかの」広告ブロックを行っている統計であり、当然ウィルス対策ソフトに付属する広告ブロック機能も含まれている。直接アフィ広告をブロックするツールだけの利用者はもう少し下がるだろう。当然広告を気にする人は基本的にはオタクであり、一般人は広告をそのままうざいと思いつつ見ている。特に2chまとめサイト等は最近ライブドアの方針によりまとめてアダルトカテゴリ行きになっているので、まとめサイトを見るとオーバーレイで過激なエロ広告が出されるようになっている。広告ブロック機能が知名度をあげている原因はそういった過激な広告が増えてきたからである。エロ広告のほかには、動画サイトで強制的に広告動画を見せられるといった押し付けがましい広告の増加も原因である。上記記事では「広告ブロックは悪」といったスタンスで書かれているが、通常の広告ならたいていの人たちは許容するのである。エロ広告や強制大音量広告等の悪質広告が当たり前にネット中に散らばっているのが問題なのだ。ネットにおいて広告業界があまりに力を持ちすぎているが故に広告をブロックされるのだということを、業者側は省みる必要がある。 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

今後より大資本がネットにシフトしてくると今以上にTVCM並の広告の押し付けが始まるんだろうな。

当然彼らからお金貰ってるマスコミも挙って広告ブロックは悪!と声を強めるだろうし。

ネットはTVにような一方的な洗脳が通じないからこそ発展したというのに旧態依然な手法はいいかげん過去の産物だと理解して欲しい。

  • 2013/09/29(日) 23:17:08 |
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