楽しくないブログ

モバイル端末の躍進とともに幅を利かせる「まとめ系」サイト

インターネット視聴率調査会社ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)がミドルメディアに関する調査データを発表した。ミドルメディアとは、個人ブログのような小規模ではないながらもマスコミのような報道機関でもない中間の存在を指した言葉である。

“まとめ系”サイトに月間1250万人が訪問、推定1億7090万ページ閲覧
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130917_615693.html

 インターネット視聴率を測定している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は17日、存在感を増しているというインターネットの“ミドルメディア”について、利用動向データをとりまとめた。


1)集合知の手法を基にユーザーが参加して情報を収集する“まとめ系”。集計対象サイトは「NAVERまとめ」「ビジネスジャーナル」「らばQ」「楽天ソーシャルニュース」「セロン」「My News Japan」「グノシー」「トゥギャッター」「トレンドついっぷる」。なお、今回の集計には「2ちゃんねる」のまとめ系サイトは含めていない。

2)編集者が主観的に価値があると判断した情報を紹介する“自社編集系”。集計対象サイトは「J-CASTニュース」「Gigazine」「ロケットニュース24」「ガジェット通信」「ナリナリドットコム」「THE PAGE」。

3)各分野の専門家・有識者が個人として意見を寄稿する“オピニオン系”。集計対象サイトは「ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン」「Yahoo!ニュース-個人」「BLOGOS」「アゴラ言論プラットフォーム」「WEBRONZA」。

 VRIによると、7月の推定訪問者数は、まとめ系が1250万人、自社編集系が462万人、オピニオン系が460万人だった。自社編集系が500万人前後で安定して推移しているのに対し、まとめ系は対前年比で147%、オピニオン系は同738%の伸びを示した。まとめ系は主に「NAVERまとめ」の伸長、オピニオン系は主に「Yahoo! ニュー ス-個人」の開始およびパイの拡大が牽引する要因になっているという。


 訪問者の性別は、まとめ系が男性53%・女性47%で、ウェブ利用者全体の男女比とほぼ同じだった。これに対して、自社編集系は男性66%・女性34%、オピニオン系は男性67%・女性33%で、男性の比率が高くなっている。


上記のくくりで話すのであれば、まとめ系とオピニオン系の伸びが著しい。オピニオン系はいわゆる「有名ブロガー」による記事だが、Yahooニュース個人の開始がこれだけ伸びた理由となっている。一方でまとめ系の伸長はNAVERまとめによる「2ch以外のまとめ」ブームによるものである。ちなみにこの値に「2ch系まとめ」は含まれないため、これを含めるのであればさらにまとめ系は伸びを見せるだろう。

また、最近電通による調査で「まとめサイト」の情報だけをソースに情報拡散を行ったことある人物が4人に1人いるという調査結果も発表されている。

情報拡散経験者の4人に1人が「まとめサイト」の情報を拡散、電通PR調査
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130909_614595.html

 株式会社電通パブリックリレーションズ(PR)は6日、インターネット上の「まとめサイト」の影響力に関する調査結果を発表した。SNSなどで情報拡散の経験がある人のうち、4人に1人(27.8%)はまとめサイトの情報を拡散したと回答している。

 どのようなインターネット上の情報を拡散(SNSなどのシェア機能を利用して拡散)するかという質問では、「友人のつぶやき、ブログ、SNSでの投稿」が60.8%、新聞社などのメディアが運営する「ニュースサイト」が57.8%、Yahoo!やlivedoorなどの「ポータルサイト」が53.7%、NAVERなどの「まとめサイト」が27.8%(複数回答)となった。

 拡散時に信用する情報ソースは、「新聞社サイト」が38.0%、「Yahoo!」が34.8%、「ブログ」が30.3%、「2ちゃんねるまとめサイト」が22.2%、「NAVERまとめ」が20.0%。


上記の質問はあくまで「ソースを認識したうえでの回答」であり、ソースすら意識しない人たちにとっては意味のない質問である。そういった人たちも考えると、まとめサイトをソースに拡散している事例はもっと潜在することが想像できる。

まとめサイトはモバイル端末と驚くほど相性が良い。まとめサイトが世に出始めた当初はまだタブレットはおろか、スマートフォンすら存在しない時代であった。モバイル端末とまとめサイトの相性は偶然によるものだが、結果的に近年のまとめサイト躍進に一役買っている。モバイル端末による情報のモバイル化で、全ての情報を自分で入手するのではなく、効率的に情報を入手する仕組みが必要とされ始めている。まとめが便利で面白い理由は、情報に余計なノイズが含まれないことである。必要な情報だけを「おいしいとこ取り」できるのだ。
問題なのは、その「まとめサイト」が力を持ちすぎていることである。便利であるという域を超えて、情報を操作できるほどの力を持ち始めているのである。実際上記調査でも4人に1人が「まとめサイト」の情報をそのまま拡散しており、いかにまとめが力を持っているかが伺える。上記で定義した「ミドルメディア」とは無責任なもので、普段はマスコミに肉薄する影響力を持っているにも関わらず、何かしら問題が発生した時は「個人」の皮をかぶり、ソース元に責任を押し付ける存在である。特に情報のモバイル化によりソースの参照に手間がかかるようになったので、余計にまとめの責任は重い。いわば、モバイル端末のおかげで「騙しやすくなった」のである。にもかかわらず巧みな立ち位置で責任を回避し続けているのがまとめサイトであり、悪質な場合は集客のために平気で捏造を行うケースも多々ある。まとめという文化全てを否定することはないが、アクセス重視の悪質まとめブログが急増しているのは事実である。 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

ツイッターで、アフィブログとステマを結びつける奴はビョーキとか言ってる人が居てうんざりです。
ステルスマーケティングは既にはちまという実例が有り、類似のサイトも増え続けている昨今に、どういう意図であんな発言しているのやら。
デマや誹謗中傷の多さをゴシップ誌とかスポーツ新聞に例えてる人も見ましたが、まとめサイトはゲームやアニメを毎日のように扱っているので子供への悪影響が非常に大きいと思います。大人でも毒されてる人を見ますし本格的に社会問題の様相でしょう。

  • 2013/09/18(水) 11:30:17 |
  • URL |
  • #OARS9n6I
  • [ 編集 ]

何かが流行れば「ステマ」、流行ってるものを取り上げれば「ステマ」
なんでもかんでもステマと騒ぐ奴も正直鬱陶しい
ただ「アフィブログとステマを結びつける奴はビョーキ」ってのもおかしいな
ステマ、誇大タイトル、捏造、そういった事は恒常的に行われていると考えるのが自然だろう
それを理解できていない奴が毎日アフィブログに足を運ぶのは、確かに危険ではある

  • 2013/09/18(水) 12:20:54 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集 ]

「流される奴は自己責任」じゃ済まされないほど影響力が大きくなっちゃったね
こういう問題が看過出来ないほど肥大化するとネット規制の火種になったりするんだろうな

  • 2013/09/18(水) 13:56:21 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集 ]

2ch運営による対立煽りの証拠が出てきて騒がれてますね。
ずっと前から言われてたんですけどね。
陰謀論という言葉で根拠とか全て握り潰されてきただけで。

  • 2013/09/19(木) 11:31:28 |
  • URL |
  • #OARS9n6I
  • [ 編集 ]

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