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動画をフレーム形式でサイトに埋め込むことが著作権法違反に当たらないとの判決が出たらしい

リンクを貼る行為については、法律の解釈が難しいとされている。動画リンクを無断で貼った相手に対して損害賠償を求めた裁判で、一定の条件のもとでリンクを無断で貼ることは違法では無いとの判決が出されたらしい。

動画サイトへのリンクと著作権侵害 大阪地判平25.6.20(平23ワ15245号) - IT・システム判例メモ
http://d.hatena.ne.jp/redips+law/20130702/1372694579#seemore

■事案の概要

個人で動画を撮影し,ニコ生等のサイトで配信する行為を行っていたX(割とその世界では有名人?)は,平成23年6月に自己の行動の様子を撮影した動画をニコニコ動画(本動画サイト)にアップロードした。

これに着目した情報提供サイト「ロケットニュース」(本件サイト)の運営者Yは,この動画に関する記事を掲載するとともに,本動画サイトへのリンクを掲載した。動画は,本件サイト上で視聴することができた。

そこで,Xは,Yに対し,著作権侵害を理由に,同記事及び記事に付せられたコメントの削除と共に,60万円の損害賠償を求めた。

(中略)

■裁判所の判断

(中略)

リンクを貼る行為が幇助となるかという点についても否定した。

「ニコニコ動画」にアップロードされていた本件動画は,著作権者の明示又は黙示の許諾なしにアップロードされていることが,その内容や体裁上明らかではない著作物であり,少なくとも,このような著作物にリンクを貼ることが直ちに違法になるとは言い難い。そして,Yは,前記判断の基礎となる事実記載のとおり,本件ウェブサイト上で本件動画
を視聴可能としたことにつき,Xから抗議を受けた時点,すなわち,「ニコニコ動画」への本件動画のアップロードが著作権者であるXの許諾なしに行われたことを認識し得た時点で直ちに本件動画へのリンクを削除している。

このような事情に照らせば,Yが本件ウェブサイト上で本件動画へリンクを貼ったことは,Xの著作権を侵害するものとはいえないし,第三者による著作権侵害につき,これを違法に幇助したものでもなく,故意又は過失があったともいえないから,不法行為は成立しない。



まあ妥当な判断だと思われる。今回のケースは訴えを起こしているX自身が動画の著作者であり、Xの抗議を受けてYが即座に動画リンクを削除している点がポイントである。Xが訴えた時点でYが動画リンクを削除していることから、著作権侵害をする意図は無かったということがYが支持される大きな根拠となった。もしこれでリンクが違法となった場合、ほとんどのサイトに埋め込まれている動画は違法となってしまう。著作権を侵害する意図の無いリンクは認められるべきである。
ここでお前らみたいな馬鹿はxvideosやひまわり動画、違法海外動画へのリンク集は合法なんだと勘違いするだろうが、そうではない。今回のXの動画はそれ自体は合法だったのである。合法動画を無断でリンクしても著作権侵害をする意図が無ければ、それは不法行為には触れないということである(ただし、その根拠にサーバの物理的所在地が出されているという時代遅れの理論ではあるが)。例えば海外にアップロードされているアニメ動画は著作権者が訴えれば違法であり、実際に訴えられて逮捕されるケースも起きている。そういった違法動画へのリンクはまだ判例が無いが、意図的な違法サイトへの誘導リンクは犯罪幇助になる可能性が高い。少し頭を働かせればすぐにわかることである。 このエントリーをはてなブックマークに追加

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