楽しくないブログ

無料サービスはいつまでも続くものだと妄信してはいけない

6月をもってGoogleリーダーが終了した。利用者も多かったRSSサービスなだけに各所で話題にもなり、サービス終了反対運動も起きた。Googleとしては一応利用者の減少が理由と言う公式見解を出しているが、真偽は怪しい。Googleは実に最大手企業らしく、ネットにおけるあらゆるサービスをGoogle基準のものにしたがっている。最近ではGoogle+やGooglleNowとかいう糞みたいなサービスを推しており、それを使わせるために古いサービスを廃止しているに過ぎない。また、RSSサービスはいわゆるweb1.0寄りなサービスであり、一方的に配信を受け取るだけのものである。次世代大好きなGoogle様にとっては、このような古臭いサービスは即座に廃止し、近未来的なweb2.0サービスを提供したいという大企業のエゴイスト的な発想からも、RSSは消し去りたいものなのである。Google+やGoogleNowでやたらと個人の趣味嗜好、動向といった要素を収集したがるのも、個人情報を集めて解析し、個人個人への広告の精度を高めて金儲けをするためである。

ネット上には無料サービスが溢れている。むしろ有料サービスのほうが珍しい。ブログやTwitterといったサービスは当然無料だし、厳密に言えばインターネットの検索サービスも無料サービスである。しかしこれらのサービスは無償で行われているのもではない。現在においてはほとんど広告関連の収益で成り立っている。逆に言えば、たとえその企業の業績がいくら良かったとしても、採算の合わないサービスだと判断されれば利用者の利便性なんて二の次で容赦なくサービスが終了するということだ。今回のGoogleリーダーが良い例である。どれだけ利用者にとって便利なものでも、あくまで利用者はサービスを使わせてもらっている立場であり、企業側が「気に入らない」と思えばそれだけでサービスは終了するのだ。最近ではLINEが提供するサービス「Nドライブ」が終了を発表した。

LINE、オンラインストレージ「Nドライブ」終了へ…NAVER Photo Albumも
http://bizmash.jp/articles/46875.html

LINEは、オンラインストレージ「Nドライブ」と写真共有サービス「NAVER Photo Album」を2013年11月で終了すると発表した。利用者はバックアップや代替サービス探しなどの対策が必要だ。

Nドライブは2010年の公開後、順次データ容量を拡大し、最大30GBまでの無料で使えるオンラインストレージとして注目を集めていた。またNAVER Photo Albumは2010年に投入し、写真を仮想のアルバムにまとめて整理し、簡単に友達と共有できるサービスとして展開してきた。

両サービスを終了する理由を、LINEでは「より便利で有益なサービスの開発、提供に集中するため」と説明している。


Nドライブはオンラインストレージというサービスが登場した当時、DropboxやSkyDrive等と同様にシェアを拡大していったサービスである。LINEのサービスの中ではLINE、NAVERまとめに肉薄するほど知名度の高いサービスであった。オンラインストレージシェア獲得競争ではDropboxが頭一つ抜け始めたのも要因だろうが、サービスを終了する理由は「リソースの集中」というものである。

そのほかにはかつてコミュニケーションツールとして大ブレイクしたWindowsMessengerも、度重なるサービスの終了、改変を経験している。MSNMessenger等のツールがWindowsLiveMessengerに統一、その後Skypeへと統合されLiveMessengerは廃止、アカウント取得に必要だったhotmailも現在ではMicrosoftアカウントでの取得推奨と変わっている。hotmailではあまりに酷い唐突なアカウント凍結が問題になっており、hotmailをプライマリメールアドレスとして使っていたユーザはある日突然凍結され、全ての連絡先を失う事態も発生している。

ネットが便利なものになる反面、サービスがいつまでもあるものだという錯覚に陥りやすくなっている。実際は逆で、進化すればするほどサービスは淘汰され、不必要だと判断されたものは消えていくのである。情報資産を一カ所に集中させるなんて馬鹿な真似はやめたほうが良い。 このエントリーをはてなブックマークに追加

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